作業紹介
自転車の新車は完成された物がメーカーから販売店に送られてくるものだと思われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実は自転車の組み立ては販売店で行われるもので、メーカーや車種によって多少の作業工程の違いはありますが、一台一台専門技術を持ったメカニックの手によって丁寧に組み立てられているのです。
ここでは普段、ダンシングドールで行っている自転車の組み立て作業をいくつかご紹介したいと思います。
ロードバイク編
STEP 1
箱から取り出して梱包材を外し、ハンドルを取り付け作業台に乗せます。
クロスバイクと違い、ハンドルがドロップ形状になりますので、バーテープと呼ばれるグリップの役割を果たすテープがハンドルに巻かれています。
このテープはワイヤー類の上に巻かれていますので、写真①のように剝がしてしまいます。
そしてブレーキワイヤー、変速ワイヤー、後輪、ギヤクランク、ボトムブラケットを外します。
STEP 2
ボトムブラケット、ヘッドパーツ等のベアリングが入っている回転部分や、ネジ山等にグリスアップを行います。
ボトムブラケットとはギヤクランクを取り付ける部分の事で、「クロスバイク編STEP2」とほぼ同じ作業内容になります。
ヘッドパーツとはハンドル下のステアリング部分の事で、写真②のようにグリス(半個体潤滑油)をたっぷり塗っておきます。
STEP 3
前後輪共にタイヤ、チューブ、リムテープを外してスポークホールと呼ばれるスポークを通す穴の周りをチェックします。
ここがガサついていたり、バリが出ていたりするとパンクの原因になる恐れがありますので、そのような場合は車種を問わず
写真③のように一つずつ丁寧にヤスリがけを行います。
その他の車輪に関する作業も「クロスバイク偏STEP3」とほぼ同じ内容です。
STEP 4
車輪やサドル、シートピラー、外した部品類を組み付けていきます。
こちらの作業も「クロスバイク編STEP4」とほぼ同じ内容で完成させていきます。
因みに、写真④のロードバイクはバーテープの色が元々ブラックでしたが、お客様のご希望によりホワイトに変更させて頂きました。
当店でご購入頂いた新車のロードバイクのバーテープは、メーカーやモデルのご指定が無い限り、
追加料金無しで色の変更が可能です。